橋梁について解説しちゃいます


橋梁(橋)の種類

各部の名称

鋼橋

主な材料に鋼鉄を使用した橋のこと。歩道橋のような小規模なものから明石海峡大橋といった大規模なものまでありとあらゆる形式の橋梁が作られています。

  

コンクリート橋

主な材料に鉄筋コンクリートもしくはプレストレストコンクリートを使用した橋。重量が重いので長大橋梁には不向きとされていましたが、技術と材料の進歩により斜張橋などで支間の長い橋もできるようになりました。

 

橋の形式による分類

床版橋

 主構造に鉄筋コンクリートやPC桁で作った床版(スラブ)を使った橋梁。単純ですっきりとした外観ですが、支間長20m程度が限界です。小規模な橋梁や桁高の低いことが要求される橋梁に使われます。



桁橋

 主な構造に鋼材やコンクリートで作ったI型や箱形の桁をつかうもの。桁の断面の形によりプレートガーダー橋、I桁橋、T桁橋、箱げた橋に分類されます。また、鉄筋コンクリート床版と鋼げたを一体の構造として設計したものを合成げた、そうでないものは非合成げたといいます。橋長10m程度のものから支間長100mを越す橋まであり、もっとも多く使われる形式です。

半家大橋


トラス橋

 主構造にトラス(三角形に組んだ構造)を利用した橋。桁橋では対応できないような支間の長い橋に適しています。巨大な恐竜の骨組みのような構造です。


トラス橋

津大橋


アーチ橋

 字のとおり緩やかに弧を描くアーチ橋は古くから用いられてきた形式です。アーチ橋の仲間に、ランガー桁橋、ローゼ橋、ニールセン橋などがあります。


田野々大橋


ラーメン橋

 ラーメンといっても味噌とか塩とかの麺ではありません。英語ではRigid-frameという、剛な骨組み構造形式です。山間部谷間の橋梁や高架構造によく用いられます。

昭和大橋


斜張橋

 近年よく使われるようになった構造です。主塔から斜めに張ったケーブルで桁を支持する形式で、ピンと張られたケーブルと塔は弓につがえた矢と弦のような緊張感をうみ、美しい形式です。

かよう大橋


吊橋

 これも昔から使われてきた形式です。かつては祖谷のかずら橋にみられるように歩道橋程度にしか例がありませんでしたが、ケーブル鋼材の発達に伴い、もっとも長大橋に適した形式となりました。近年施工された長大橋で最長支間を誇ってきたのはすべて吊橋です。


新しい形式の橋

エクストラドーズド橋

トラスウェブPC箱げた橋

以上の形式の橋が将来新しく四万十川に架けられる計画です。詳しい説明はまた後日。

支承条件による区分

単純橋 主げたもしくは主構が径間ごとに単純に支持されている橋


 

 連続橋 主桁もしくは主構が2径間以上にわたって連続している橋


 

 ゲルバー橋 連続橋の途中適当なところにヒンジをいれた構造


用語豆辞典

RC

 鉄筋コンクリート(Reinforced-Concrete)構造のこと。 コンクリートは圧縮力には強いが引っ張り力に弱いという特性があります。コンクリートの弱点を鋼材(鉄筋)により補い、引っ張りや曲げという外からの力に対抗できる構造、それが鉄筋コンクリートです。

PC

 プレストレストコンクリート(Prestressed-Concrete)構造のこと。 鉄筋コンクリートの考えを発展させ、高強度のコンクリートと高張力の鋼材とを組み合わせたものです。あらかじめ鋼材に緊張力(引っ張り)を与えておき、コンクリートに外力が加わっても引っ張り力を生じにくくし、ひび割れしにくい、軽量に作ることができる、などの利点があります。施工方法(製作方法)により、プレテンション、ポストテンションの形式に分類されます。一般にプレテンションは小規模な橋に、ポストテンションは大規模な橋に使われます。