ある日届いたメールから〜四万十の水質を守る取り組み

 5月上旬だというのに、西土佐村は27度を越える真夏のような暑さにみまわれ、ゴールデンウィークには村内各地の河原やキャンプ場で水遊びをする人々を多く見かけました。四万十川を訪れた方から、「四万十川はきれいだ、また来たい。」という声を聞いた反面、「思っていたほどきれいでない。」という意見もありました。支流の広見川などで河川工事をしていること、降雨があったことも関係しているかもしれませんが、「清流」のイメージを持って訪れた人にしてみればやや期待はずれなのが四万十川の現実です。流域に暮らす人や川で漁をする人からも、「年々ひどくなっている。」という返事が返ってきます。  四万十川に何が起こっているのでしょうか。水質悪化の原因はいろいろ考えられますが、最も身近なのが家庭から排出される生活排水の問題です。四万十川流域には支流に沿って集落と人家が点在し、各家庭からは生の生活排水が直接河川に流れ込んでいます。もちろん下水道も大規模な処理施設もありません。人家の集中した地域を流れる小河川は、都会のそれと変わらないぐらい「どぶ」となっています。この現状を少しでも改めようと、村内中心部や人家の多い地域には集落排水浄化施設を、点在する住家には合併処理浄化槽の設置が取り組まれています。もちろんこの取り組みは西土佐村だけでなく、流域の全ての市町村で行われています。有名なのが「四万十川方式」の浄化施設です。  村中心部の江川崎地区にも何カ所か浄化施設が作られましたが、その中に建設省が「四万十川総合浄化プロジェクト」の一環として実施している浄化施設があり、その施設の設計を担当した方からある日電子メールが届きました。
メールをいただいた野村さんです

株式会社 間組 土木本部技術設計部にお勤めとのこと。ホームページはここです

 四万十川に関わる人は流域だけでなく全国にいるということを改めて感じた次第です。まさに国民的財産ですね。

西土佐村奈路に作られた排水浄化施設


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